購入前に知っておきたい 照明の選び方
「どれくらいの明るさがちょうどいいの?」「これに合う電球はどれ?」
お客様からのご質問でTop10に入るほど多い、照明に関する悩み。
このページでは、照明の選び方について私たちビクトリアンクラフトのスタッフがよくお答えさせていただくポイントをまとめました!
ぜひあなたの理想のお部屋づくりにお役立てください。
目次 ※項目をタップすると各章に飛びます。
1)照明器具のパーツの名前
2)場所や用途によって、照明を使い分けよう
3)この部屋に適した明るさはどのくらい?
4)「明るさ」と「色」で電球を選ぶ
5)照明タイプ別の設置方法
6)お気に入りのシェードを組み合わせよう
7)ご注文時の注意ポイント
1)照明器具のパーツの名前
選び方の詳しいご案内に入る前に、照明器具のパーツの名前をご紹介します。
これを覚えておけば、ご自分で照明器具を探すときや、私たちスタッフへ質問をするときも役立ちますよ。
2)場所や用途によって、照明を使い分けよう
さぁ、それではあなたにピッタリの照明を見つけるために、ひとつ質問です。
どういった場所の照明をお探しですか?
場所や用途によって最適な照明を取り入れることが、居心地の良いお部屋づくりの第一歩です。
[1] 吊り下げタイプ(シャンデリア・ペンダントランプ)
リビングやダイニング、プライベートルームには吊り下げタイプの照明がよく使われます。
食事がよりおいしそうに見えるようにダイニングテーブルの上に設置したり、キッチンカウンターの上に2~3灯を連ねて設置したりするのもオススメ。リビングなど人が行き来する場所では、頭にぶつかってしまわないようにコードの長さが調整できるものを選びましょう。
[2] 置きタイプ(テーブルランプ・フロアランプ・スタンドライト)
ペンダントランプの灯りに加えて、さらに手元の明るさをプラスしたいデスク周り、逆にリラックスしたほの暗い雰囲気にしたいベッドサイドなどでは、置きタイプの照明がよく使われます。
背の高いフロアランプは、周囲の壁や床を照らすことで空間を暖かな光で包む間接照明として活躍します。
[3] 壁付けタイプ(ウォールランプ [ブラケットとも呼ばれます] )
廊下や階段、トイレなど天井が低かったり、頻繁に人が移動したりする場所でよく使われます。屋外専用タイプを使えば、玄関ポーチや軒先をオシャレに照らすこともできますよ。
配線を壁に埋め込む電気工事が必要なタイプがほとんどですが、取り入れれば一味違った光の演出を楽しめます。
3)この部屋に適した明るさはどのくらい?
お客様によっては「どれくらいの明るさがいいんでしょうか?」とお悩みの方もいらっしゃいます。
個人差もありますが、日本では天井に取り付けた強力な「シーリングライト」で、お部屋の隅々まで明るく照らす照明計画が主流です。一方の欧米では、小さな灯り(間接照明)をいくつも組み合わせ、明暗にメリハリをつけた照明計画が一般的。
ビクトリアンクラフトではそんな欧米的なお部屋作りに適した照明器具を中心に取り扱っています。
例えば、ペンダントライト一つひとつが小さく、ささやかな明るさなのは、そういった生活空間への価値観の違いによるもの。複数灯を組み合わせることが前提の照明器具であることや、あくまでも「補助照明である」ということを覚えておくと、よりイメージに近いお部屋づくりができるでしょう。
主照明(お部屋全体をまんべんなく照らす)
シーリングライト/ダウンライト
補助照明(ライトの真下や周囲を部分的に照らす)
ペンダントライト/テーブルランプ・フロアランプ・スタンドライト/ウォールランプ
■ お部屋のサイズに合わせた明るさの目安
明るさの「感じ方」は個人差も大きく、電球やシェードの種類、お部屋の間取りや壁の色などから、さまざまな影響を受けます。
そのため、まずは下図の明るさを目安にしながら照明の灯数(電球を取り付けられる数)を決め、設置後に電球そのものの明るさで微調整をしましょう。
また、年齢を重ねると暗く感じやすくなるため、必要に応じてテーブルランプなどで手元の明るさを補うのがオススメです。
ちなみに、LED球と白熱球では明るさを表す値が違います。LED球は「lm」(ルーメン)数、白熱球は「W」(ワット)数に注目しましょう。
例えば……14畳のリビングダイニング(目安4,590~5,500 lm)
フロア全体 ダウンライト4灯(440~660lm×4)= 1760~2640 lm
ダイニング(6畳) ペンダントライト2灯(660lm×2)= 1320 lm
リビング(8畳) ペンダントライト3灯(810lm×3)= 2430 lm
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食事と団らんの場は多少明るめでもOK!
合計5510~6,390 lm
例えば……8畳のベッドルーム(目安2,970~3,900 lm)
ペンダントライト1灯(660lm×1)= 660 lm
部屋の角にフロアライト1灯(440lm×1)= 440 lm
枕元にテーブルランプ1灯(440lm×1)= 440 lm
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あえて暗めにすることで、身体をおやすみモードに切り替える
合計1540 lm
4)「明るさ」と「色」で電球を選ぶ
ここまでで照明を設置する「場所」と「ちょうどいい明るさ」が整理できたら、次は電球を選びましょう。
電球を選ぶときは「電球の口金サイズ」「電球の種類」「光の色」の違いに注目します。
■ 口金のサイズ
ビクトリアンクラフトで扱う照明器具は、下記の2種類の口金サイズ(E17、E26)に対応しています。
お好みのランプに合う口金サイズかどうか、選ぶときは注意しましょう。
■ 電球の種類と明るさ
ビクトリアンクラフトで扱っている電球は、LED電球と白熱電球の2種類です。それぞれに一長一短があります。
[Pick up!!] 電球のデザインいろいろ
シャンデリア球
かつてシャンデリアに使われていたロウソクの炎をイメージした電球です。
シャンデリアに加えて、燭台のようなデザインの照明器具に合わせると美しいシルエットに。
ミニクリプトン球
シェードに収まりやすいサイズ感からペンダントライトやテーブルランプによく使われます。
シェードに収まっていると電球の光が直接目に入らないので、柔らかい雰囲気を演出してくれます。
レトロ球
エジソンが発明した最初期の白熱球をイメージしたデザイン。
フィラメント風の光源がレトロな雰囲気を演出してくれるので、シェードのない照明器具に合わせるのがオススメ。
■ 光の色
ビクトリアンクラフトで扱う電球は、基本的にオレンジがかった光(電球色)を放ちます。
「電球色」はろうそくの炎のようなあたたかい雰囲気を演出できるので、食事をおいしく見せたいダイニングやリラックスしたい寝室などにピッタリです。
家電量販店やホームセンターで販売されているLED球のなかには、太陽光に最も近い色味の「昼白色」や、青みがかった「昼光色」もあり、リビングやオフィスなどでよく使われます。
5)照明タイプ別の設置方法
お気に入りの照明の組み合わせは決まりましたか?
それでは、いよいよ照明を取り付けます。照明のタイプ別に確認していきましょう。
1)吊り下げタイプ(シャンデリア・ペンダントライト)
A)引っ掛けシーリング・ローゼット
吊り下げタイプの照明のなかでは最も一般的な設置形式です。
照明器具に付いている端子を、この天井についているこの器具にカチッとはめ込むだけ。ワンタッチで付け替えできるので、意外と簡単に照明の付け替えができますよ。
B)ライティングレール [ダクトレール]
レールの範囲内で照明の位置を細かく調整できたり、複数の照明を吊ったりすることができるので、ダイニングなどで使われることが多いタイプ。
前述の「引っかけシーリング」対応の照明はそのままだと取り付けられませんが、注文時に仕様変更するか、市販の変換アダプタを使うことで、ライティングレールで使うこともできます。
C)電気工事
重量が5kg以上になる大型シャンデリアは、前述の「引っかけシーリング」では重さを支えられないため、電気工事が必要になります。詳しくは、お近くのリフォーム店か電気屋さんにご相談ください。
[Pick up!!] コードの長さ調整
吊り下げ照明にはコードの長さを調整できるものがあります。設置場所に応じて、適切なサイズに調整しましょう。
2)置きタイプ(テーブルランプ・フロアランプ・スタンドライト)
D)コンセント
置きタイプはすべてコンセント式です。ON / OFFのスイッチはバリエーション豊富。
3)壁付けタイプ(ウォールランプ [ブラケットとも呼ばれます])
C)電気工事
ウォールランプは電気工事をして配線を壁に埋め込む形式がほとんどです。詳しくは、お近くのリフォーム店か電気屋さんにご相談ください。
D)コンセント
屋内用のウォールランプは、コンセント式に変更できるものもあります。
壁面にビスで簡単に固定できるので、後からお部屋に追加したいときには便利です。
6)お気に入りのシェードを組み合わせよう
一部の照明器具は、灯具と何種類ものシェードからお好きなデザインを組み合わせることができます。
その際の注意ポイントは、シェードには2種類のサイズ(口径60mm、80mm)があること。
ビクトリアンクラフトでは、それぞれ商品名に「灯具A」と「灯具B」と表記していますので、組み合わせを考える際に参考にしてください。
■ 灯具A = シェード口径60mmタイプ
■ 灯具B = シェード口径80mmタイプ
7)ご注文時の注意ポイント
・調光機能への対応
壁面のスイッチで調光できるお部屋ではご使用いただけない照明器具がございます。各商品の注意書きをよくご確認の上、ご購入ください。
・白熱球からLED電球への交換
LED電球には対応していない照明器具がございます。各商品の注意書きをよくご確認の上、ご購入ください。