購入前に知っておきたい ステンドグラスの選び方


光の加減によって刻々と表情を変えるアンティークステンドグラス。
みなさん憧れはあるけれど「どんなデザインがあるの?」「どうやって飾ればいいの?」……
こんなご質問をよくいただきます。

このページでは、アンティークステンドグラスの取り入れ方についてビクトリアンクラフトのスタッフがよくお答えさせていただくポイントをまとめました!
ぜひ、あなたの理想のお部屋づくりにお役立てください。

 


 

目次 ※項目をタップすると各章に飛びます。

1)デザインの種類

2)いろいろな飾り方

3)お好みの仕様に!加工オプション

 


 

1)デザインの種類

ステンドグラスと言っても、描かれているモチーフはさまざま。
大まかな分類を知っておくと、お好みの一枚が探しやすくなるかもしれません。

[1] 花柄

数あるステンドグラスのデザインのなかでもダントツ人気な花柄。
優美な曲線や華やかな色づかいがエレガントな雰囲気を醸し出します。永遠に枯れないガラスのお花をお部屋におひとついかがですか?

 

[2] 幾何学柄

直線的なデザインのなかに浮かび上がるスタイリッシュな幾何学柄。
20世紀初頭、アールデコの時代に好まれたダイヤやジグザグ、星型のようなクールな模様がお部屋の風景に締まった印象を与えてくれます。

 

[3] 絵付け

エナメルなどの塗料を使って絵を描き、高温で焼き付けた、まさに絵画のようなデザインです。
「ステンド(stained = 着色された)グラス」の語源とも言われ、元は教会で聖書の物語を伝えるために用いられた非常に古い技法です。

 

[4] カラーレス

カラフルなイメージとは一転、色のないガラスの形そのものを楽しむ、玄人好みのデザイン。
カラーレスとはいえ、ガラスの表面にはさざ波や宝石のような様々な質感が施されているので、それぞれ違った光のきらめきを感じられます。

 

[5] その他

これまでのどのタイプにも分類しがたいユニークなデザインたち。
ある人は昆虫に見えて、ある人には植物に見える?……正解なんてありません。ぜひ、あなたの感性に響く、とっておきの一枚を取り入れてみましょう!

 


 

[Point!!] アンティークステンドグラスの用語集

[1] ケイム

ガラスとガラスをつなぐ鉛の線のこと。
風雨にさらされて劣化している場合は、補修や付け足しを行います。

 

[2] アンティーク枠

イギリスの家屋にはめ込まれていた窓枠をそのまま取り外してきたもの。
ほとんどのステンドグラスは運搬用の「仮枠」に交換されて当店に届くのですが、なかにはアンティークならではの風合いを楽しめる窓枠(アンティーク枠)の状態で買い付けるものもあります。

 


 

2)いろいろな飾り方

ステンドグラスといえば、窓辺?……いえいえ、実は他の飾り方もあるんです。

[1] 置いて飾る

一番気軽な方法です。窓辺に立てかけておけば、日光の加減によってさまざまな表情を見せてくれるでしょう。
専用のスタンドを使えば、家具の上や玄関の下駄箱の上などにも飾れます。お部屋の空間をやんわりと区切るパーテーション(仕切り)としても。後ろにランプを置けば、夜でも幻想的な雰囲気を演出してくれますよ。

 

[2] 吊って飾る

ホームセンターなどで市販されている金具(ヒートン)を使えば、天井や梁、窓枠から吊るして飾ることもできます。
ステンドグラスを通った陽の光が床にカラフルな影を描き出す様子はなんともいえない美しさ。大きなサイズのものは重さが分散するように、多めにヒートンを付けると安心です。

 

[3] 埋め込んで飾る

新築やリフォームのタイミングなら、壁やオーダーメイドドアに埋め込むこともできます。
絵画のように壁面を彩りつつ、光を通すので空間を明るくしてくれる効果も。取り付けできるサイズや方法については、担当の工務店さんと当店にご相談ください。

 

 


 

[Point!!] ステンドグラスの普及 ~教会の舞台装置から家庭のインテリアへ~

ステンドグラスといえば、やっぱり教会!

ですが、19世紀・ビクトリア時代のイギリスでは、産業革命による経済的な発展や、美しい手仕事の復興を目指したアーツアンドクラフツ運動の影響などによって、一般家庭にもステンドグラスが急速に普及しました。

教会のステンドグラスが、文字の読めない人にも聖書の内容を伝えるためのデザインなのに対し、一般家庭ではシンプルで生活に取り入れやすいデザインが主流。

植物モチーフや優美な曲線を多用した「アールヌーボー」、幾何学模様や直線が特徴の「アールデコ」など、その時々に流行した様式を取り入れながら親しまれていきました。

ビクトリアンクラフトが扱うステンドグラスはどれもアンティークのため、基本的には1点物です。
ただ、大きなステンドグラスを細かく切り出した場合など、同じ柄が複数ある場合もあります。
ぜひお気に入りの1枚を探してみてくださいね。

\ステンドグラスの歴史について、もう少し詳しく知りたい人は/

↑ここをタップしてコラムを読む

 


 

3)あなた好みの仕様に!加工オプション

枠をお好みのカラーに塗ったり、アンティーク枠を軽量な白木の枠に交換したり、サイズを変更したり……
あなたが理想とするステンドグラスの飾り方をお手伝いします。

 

[1] 枠の塗装|¥8,000(税込)

「ダークブラウン」(濃いブラウン)、「ミディアムブラウン」(明るいブラウン)、「シャビーホワイト」(所々に下地の木目が見えるヴィンテージ風合いのホワイト)、「クラシックホワイト」(ツヤのあるホワイト)の4色からお選びいただけます。

[2] 枠の交換|¥10,000(税込)

アンティーク枠の重さや状態が気になる方は、仮枠への交換も承っております。

ガラスを割らないように細心の注意をはらって作業を行います。

[3] アンティーク枠の取り外し|¥8,000(税込)

新築・リフォームで壁に埋め込む際などに枠を取り外します。

[4] サイズ変更

サイズアップ|¥3,300(税込)/ガラス1区画につき

サイズダウン|¥3,300(税込)/ガラス1区画につき

※ケーム位置でのカットの場合は¥1,650(税込)


 

※加工オプションの詳細についてはお問い合わせください。

お電話での問い合わせ >>> 0120-11-3592
メールでの問い合わせ >>> お問い合わせフォーム

 


 

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